2021年12月の中旬に東京都内のポルシェセンターを何件か回った。「認定中古車のマカンのGTSかターボを探しています。法人で購入予定で、減価償却費を十分に取りたいので、3年10か月落ちから4年落ちくらいのものが望ましいです。」と言ってディーラーさんに在庫を見せてもらったりした。僕の基準は走行距離が2万キロ以下であることと、マカンのGTSかターボのポルシェセンターの認定中古車ということだった。
そのときにディーラーに展示してあったものは、良さそうなものはすべて売約済みだった。購入したとある都内のディーラーに展示してあったGTSは本当に「これ欲しいなあ」と思うようなもので、聞いてみると、ウェブに載せてから1週間以内に売れてしまったそうだ。
それで、僕はマカンで良さそうな中古は早くなくなるんだろうと焦り始めてしまった。
マカンはポルシェなので、中古車を買うときには「どのオプションがついているのか」とかが重要ポイントとなるが、実はかなり勉強しないと分からない。ただ、12月は仕事で忙しかったので、あまりオプションの勉強をする時間がなかった。
そうこうしているうちに、都内のポルシェセンターの某Hさんからメールが来た。
「とちさん、探しているほぼ4年落ちのマカンGTSを私の担当で仕入れました。
走行距離 15,000キロ以下
オプション
・メタリックペイント
・ポルシェコネクト
・ルーフレール
・スポーツデザインドアミラー
・サラウンドビュー付きパークアシスト
・LEDヘッドライト
・スポーツクロノパッケージ
・プライバシーガラス
販売予想価格 850万円前後です。ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。」
僕はすぐに、「明日見に行きます。」と返事して、本当に翌日に見に行った。ちなみにマカンのGTSではスポーツエグゾーストは標準装備なので、スポクロとスポエグの絶対必須オプションはついている。サラウンドビュー付きパークアシストはあるととてもありがたい。内装と外装も結構きれいだ。Hさんに「エンジンかけてみていいですか?」と聞いて、「もちろんどうぞ!」とのことなので、ドライバーズシートに座ってみた。なんととてもしっくりと来た!実はショールームでほかのマカンやカイエンにも座ってみていたのだが、このGTSは座った瞬間「しっくり!」と来たのであった。
そして、エンジン始動!
「ブオーン!」
スポエグのあるGTSのポルシェ製3リットルV6ツインターボエンジンが咆哮をあげた!
僕は一発でしびれた!
もう一度言う!
一発でしびれた!
そのエンジン音を聞いた瞬間、僕はHさんに「僕これ買います。手付金はいくらですか?」と乗り出し価格900万円くらいのものを衝動買いしてしまった。